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新規事業開発伴走支援のデザイン:redfrog greenfrog STUDIO




少し前に、ある県が主催する事業者向けの新規事業開発支援プロジェクトに伴走支援として参加しました。その関係者からお誘いいただき、経産省の方も参加する「特許庁事業 中小企業のデザイン経営推進のためのワークショップ等 調査研究 報告会」にオンラインで参加しました。


このワークショップは全国5カ所で実施され、特許庁提供のデザイン経営に関する資料をもとに進められたそうです。各拠点ごとに若干の違いはあったものの、2日間のプログラムで実施され、参加者の条件も私が関わったプロジェクトとは異なっていたようです。





私が支援したプロジェクトも「新規事業開発の伴走支援」として実施されましたが、実際にはデザイン経営を1から学ぶ講座形式で進められました。半年ほどの期間をかけ、間隔をあけながら複数回受講する仕組みで、無理なく学べる設計でした。また、事業者と支援者が「チーム」として学び、チームワークの醸成にも力を入れていたのが特徴的でした。デザイン経営に関するテキストを初めて目にする参加者も多く、説明を聞くうちにワクワクした気持ちになったことを思い出します。


今回の報告会を聞いて、私が経験した講座とこのワークショップには共通する考え方があると感じました。新規事業を成功させるには、社長だけでなく従業員も巻き込み、組織の文化や歴史、信用、企業理念といった「暗黙知」を顕在化させることが重要だという点です。事業を推進する上で、日々の業務を担う従業員の視点も欠かせないのだと改めて実感しました。





私が支援したチームでは、そのレベルに達することができず、報告会を聞きながら少し悔しい気持ちになりました。おそらく、私自身のアプローチにも問題があり、成果を出せなかったのだと思います。





しかし見方を変えれば、適切なアプローチで「組織の知的資産を顕在化」できれば、過去の課題を克服し、より良い成果につなげられると感じました。

 
 
 

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